神様って・・・

インコのももちゃんが病気になった。ケド、できるコトは部屋を暖かくするコトと薬と栄養剤の投与だけ。あとはももちゃんの生命力にまかせるしかない。あっという間に、ももちゃんは止まり木にとまるコトすらできないほど弱っていった。

数日前、薬をあげようと鳥小屋に近づくと、ももちゃんは相変わらずぐったりと床にうずくまってる。それまでは、小屋の中に手を入れると首をもたげて威嚇しようとしていたのに、触っても反応しないで、目を閉じて体を痙攣させながら、苦しそーに呼吸してる。ほとんど死骸同然になったももちゃんを、あたしは小屋にそっと戻した。そのアト、2時間近くその状態が続いたケド、なんとか持ち直して、自分で体を動かせるようになった。

極限に苦しそうだった2時間、あたしは小屋から離れた位置でずっと泣きながら見ていた。その間ずーっとずーっとももちゃんが回復するコトを祈りながら。で、ももちゃんが少しだけ元気になって、我に返ったトキ、ふと思った。あたしは何に祈ってたんだろうって。

あたしは無神論者だ。結婚式も当然人前式だったし、自分が死んだトキにはどっかの畑の肥料にでもしてもらって構わないと思ってる。なのに、自分の力ではどうにもならないトキにはいつも何かに祈ってる。これってなんなんだろ。どーもあたしは心のどこかで「大きな力を持った何か」がいると思ってるらしい。これって一般的に言う「神様」なのかな。よくわかんない。わかんないケド、祈るコトって人間の本能なのかもしれないね。祈るコトが人間の証しっちゅーかなんちゅーか・・・。もしかしたら、猿から人間に進化した瞬間って、その猿もどきが「存在しない何か」に祈った瞬間なのかも。・・・なーんてくだらないコトを考えちゃった。

とにかくももちゃん、早く元気になっておくれー!!!


マエヘ   モドル   ツギヘ