しつけ失敗談 ![]() |
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この秋、ひなこは3歳になった。「ラブラドールは子犬の時は落ちつきがなくいたずらも激しいが、2〜3歳になると人(犬!?)が変わったようにおとなしくなる」というしつけの本に書いてあった言葉を信じていたのだが、ひなこの場合はどうも違うらしい。私と二人きりで家の中にいるときはそれなりにおとなしいものの、散歩時や来客時には相変らずのはしゃぎっぷり。いや、狂乱と言ったほうがいいのではと思うほどである。同犬種でも性格はそれぞれ、マニュアル本の通りには行かないことをこの3年間で私は学んだ。また、あの時こうしていれば・・・というしつけに関する反省も山ほどある。今回はひなこのしつけに関する失敗の数々を恥ずかしながら披露しようと思う。 其の壱 ほめすぎるべからず 犬をしつける上では「褒めてしつける」「褒めるときは大げさなくらいに」ということが常識である。私はこのことに疑いも持たずに、ひなこがいいことをしたときには満面の笑顔で体中を撫でまくり、大声で褒めちぎった。だが、犬の性格によっては褒めちぎる行為が逆効果になることもあるらしい。そのことを知ったのはしつけ教室。ひなこをよく知っているスタッフさんから「このコの場合、大げさに褒めすぎると興奮しやすい性格が増長されますから、軽く胸元を撫でて『よし』と一言いうくらいで十分です」とのアドバイスを受けたのだ。この3年間、私はひなこを興奮しやすい犬に仕向けるように努力してきたのかと思うと脱力してしまう事実であった・・・。 其の弐 日用品をおもちゃにするべからず これは当たり前のことであろう。しかし、やんちゃざかりの子犬は新しいおもちゃを買ってあげても、すぐに使い物にならなくしてしまう。自分のベットまでもを解体してしまうほどの破壊力を持つひなこの場合、おもちゃの寿命は長くて1週間、ひどいときは3時間で再起不能なほどボロボロにしてしまうこともある。そんなひなこにその都度おもちゃを買うのはもったいなさすぎる!!!と思った私はおもちゃ代わりに使い古したタオルや靴下、新聞紙などを与えた。元々捨てるつもりの物だけに、どんなにボロボロにされようと構わない。ひなことしても、私の匂いが残っているのか、市販のおもちゃよりも気に入っているようだった。だがこれが間違いの元。まだ使える新しいタオルや靴下までも、ひなこは勝手におもちゃにしてしまうようになったのだ。ひなこにとってはまだ使えるものがどうかなど判断のしようもないのだから当たり前である。その当たり前のことに気づかなかった私って一体・・・。 其の参 褒める(叱る)タイミングを逃すべからず これも当たり前のことだが難しいものである。ひなこに「持って来い」を教えているとき、私は指示した物をひなこが持ってきたらすぐ褒めていたのだ。私に渡してくれる前に。そうやってしつけられたひなこにとっての持って来いは「言われたものをご主人様の前に持っていくだけ」と理解してしまったらしい。「○○持ってきて」というと喜び勇んで私のそばに持ってくるものの、決して渡してくれようとはしない。一度覚えてしまったものに対してのしつけは難しい。そんな高等技術を私が持っているわけもなく、ひなこの持って来いは相変らず不完全なままである。 番外編 できるだけケージに入れるべからず 失敗ばかりのひなこのしつけだが、一つだけ成功した例がある。ひなこは無駄吠えをしない。初めて家に連れてきたときから、ケージに入れることなく自由に行動できるようにしたのが良かったのではないだろうか。犬が吠えるのには意味がある。何かの意志表示なのだ。ケージに入っている犬が飼い主に何かを伝えようとする場合、吠える以外に方法はない。それがその犬にとって日常となり、例えケージに入っていなくても無駄吠えするようになるのだと思う。ひなこの場合、何か用事があるとき、私のそばに寄ってきて前足を私の体の上に置く。人間が誰かに「ねえ」と肩を叩くように。いじわるをして無視すると、ひなこはムキになって前足を何度も置く。そのうち力が入ってパンチになる。それがみぞおちに入るとなかなか痛かったりもする。おもしろいヤツである。 |