ひなこの痛覚 ![]() |
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犬は痛覚が鈍いらしい。犬に対して、痛みに訴えるしつけをする場合、棍棒で殴る、鼻先に電流を流すなどの拷問に近いような行為をしなければならない。そこまでの勇気がないのなら、犬に暴力をふるうコトに意味はない。ある本にそう書いてあった。 確かにひなこも痛覚が鈍い。反抗期らしき時期の頃、やってはいけないコトをわざと繰りかえすひなこに対し、思いっきりぶん殴ったコトもあったが、ビクともしない様子であった。こちらの手が痛くなっただけである。思い起こせば、痛みにより「キャン」と鳴いたコトもほとんどない。飼い始めて間もない頃、ゲージの中を走り回り、何かの拍子に肉球をゲージの間にはさめてしまったトキに、一度鳴いただけである。散歩中、足の裏を傷つけてしまったトキも、血の足跡をペタペタとつけながら、嬉しそうに走りまわっているのだ。絶対にしてはいけないコトをした場合、鼻先を両手でかなり力を入れて抑えつけたときにのみ、「キュー」と情けない声を出すくらいであろう。注射なんぞはされたコトすら気付かないくらいの鈍さなのだ。 我が家では冬の間、24時間暖房をつけっぱなしにしている。電気の畜熱暖房機なのだが、触ると火傷をしてしまうほど熱い。そんな高温の暖房の、しかも送風口の前でひなこは平気で寝ている。あるトキ、背中の毛並みがおかしくなっていたため、直してあげようとひなこを呼び寄せマジマジと見ると、その部分は焼け焦げていた。ちりちりに短くなった毛先が変色し、かなりブザマである。おそらく、ストーブに背中をくっつけたまま爆睡したのであろう。いくら痛覚が鈍いとは言え、こんなんでいーのか???と先行きが不安になる今日この頃である。 |